The roots ofBCBOOK

DNAを受け継ぐマガジンたち

  • 1977

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    『マイ奈良』

    「まち」の情報誌から、「まちづくり」の情報誌へ
    地域の相互扶助を促すタウン誌

  • 1981

    『なにわ塾叢書』の表紙画像

    『なにわ塾叢書』

    賢人たちのメッセージや地域の文化資源を次世代へ

  • 1983

    『ペンギン・クエスチョン』の表紙画像

    『ペンギン・クエスチョン』

    幸徳秋水が手がけた「平民新聞」の発想からスタートし、軽・薄・短・小に立ち向かう雑誌。
    編集長・中西昭雄、発行・現代企画室、大阪支局・ブレーンセンター

  • 1984

    『サラム草書』の表紙画像

    『サラム草書』

    明るく伸びやかな隣国の素顔にふれる

  • 1986

    『元気マガジン』の表紙画像

    元気マガジン 10代と元10代をつなぐメッセージマガジン

    1977年創刊のタウン誌「マイ奈良」をルーツに
    培った「対話」を通じたものづくりのDNAを
    様々な出版物に展開してきました。
    その中から1986年創刊の「元気マガジン」を
    クローズアップしました!

流れるDNA 元気マガジン

  • 社会性

    登校の児童・生徒を集めて声を聞き活動したコーナー「余里道倶楽部」はジャーナリズムの真骨頂。

  • 人権

    年齢、性別、国籍に関係なく、労働者や外国人の声など、差別問題や人権にもフォーカス。

  • 環境

    時の人・宗教宣伝使が語る「地球の修理」は早くから環境を考える視点を示した。

若者の本音から
時代を映したマガジン

ブレーンセンターのものづくりを語るうえで欠かせない存在が、1980年代後半に編集・発行していた「元気マガジン」です。10代の若者に、校則や受験、恋愛、将来への不安、社会への違和感など、当時の若者が抱えていた本音を取材し、真正面から扱った雑誌でした。創刊時には、作家・中島らもさんを迎え、元気マガジン創刊記念イベントとして「共通三次わいわいラジオ」を実施。10代の若者約400人が会場に集い、語り、笑い、考える場が生まれました。誌面だけでなく、リアルな場でも若者の声を受け止め、世代を越えてつなげようとした象徴的な取り組みでした。

「答え」を出さず、
声を起点にする編集

元気マガジンの最大の特徴は、大人の価値観で答えを用意しなかったことです。正解や理想像を示すのではなく、まだ言葉にならない思いや、社会の中で見過ごされがちな声に、丁寧に耳を傾けました。「共通三次わいわいラジオ」もその延長線上にありました。登壇者が結論を語るのではなく、若者自身が主役となり、違和感や迷いをそのまま言葉にする。その空気感や揺らぎまで含めて編集し、社会に差し出す姿勢こそが、元気マガジンの核でした。

今につながる仕事観、
効率との両立

この編集思想は、現在の仕事にも確実につながっています。人々が何を考え、どんな意思で社会と向き合っているのかを掘り下げ、それらを「伝わる形」に整理しています。同時に、理想だけで仕事は成り立ちません。元気マガジンも、情熱に加えて、工程の工夫や無駄を省く判断によって支えられていました。考えるべきところは深く考え、削れるところは効率化する。このバランス感覚こそが、今も変わらないブレーンセンターの大きな強みです。人の声を起点に、「本質を編集する姿勢」と「仕事として成立させる現実感」。その両立こそが、他には代えがたいブレーンセンターならではのものづくりであり、唯一無二の価値をカタチづくっています。

GENKIMAGAZINE

元気マガジン

元気マガジンの表紙画像

PENGUIN?

現代かわら版「ペンギン・クエスチョン」
編集長・中西昭雄、発行・現代企画室、
大阪支局・ブレーンセンター

PENGUIN?の表紙画像

Wave ofWomen

1980年代後半から1990年代にかけて発行していた、
自立して生きる女性たちの姿や活動を追ったドキュメンタリー書籍シリーズです。

Wave of Womenの表紙画像